大丸用水新堀

大丸用水菅堀から分かれて稲城長沼駅周辺を流れ、再び菅堀へと戻る
1.5kmほどの水路、大丸用水新堀を紹介しよう。
南武線南多摩駅から大丸用水親水公園沿いに歩くこと約1km、大丸地区
会館の先で、菅堀から新堀が分かれていく。(駅は稲城長沼の方が近い)
写真左側が新堀である。
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短い区間ではあるが、水路沿いに遊歩道が設けられている。
2016-05-14_25.jpg
その先の橋の脇では、宿堀からの水が流れ込んでいる。
宿堀は大堀の上流部で水を分け、南武線と交差した後は、線路北側の道
路沿いを暗渠で流れる水路である。
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その橋から西へ100mほど歩いた場所に但馬稲荷神社が鎮座する。
創建年代はわからないが、社殿の扁額には文久2年(1862)の文字が見
えるので江戸期からあった神社であろう。
赤い小さな社が印象的な神社である。
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南武線の脇まで来ると、その先は暗渠となってしまう。
2016-05-14_31.jpg
稲城長沼の南口に水が流れていない堀をみることができる。
駅南口の整備事業に伴い、流路変更が行われたためである。
現在は空堀となっているが、今後の行方が気になる。
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流路変更された水路は線路沿いにながれ、駅前広場を過ぎると、真新しい
開渠となって現れる。
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その先、新堀は再び暗渠として続いている。
所々にある点検口から水の流れを確認しながら歩いていく。
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左手に石橋供養塔や庚申塔、馬頭観世音塔などを集めた石塔群がある。
説明板などは特にないが、集められた石塔は見ごたえがある。
多摩川近くの北堀沿いにも馬頭観世音塔を集めた場所があるが、このよ
うに集められて大切に保存されているのは嬉しい。
2016-05-14_45.jpg
途中、何本か新堀からの支流が分かれていくのを目にする。
ただ、分水された支流には水は流れていないようだ。
2016-05-14_49.jpg
稲毛大橋へ続く都道と交差した先には、蔵がある旧家などもある。
この新堀に沿う道は旧川崎街道であり、かつては相応の往来があったの
かもしれない。
今は住宅地の中の道路となっており、時折、自動車が通る程度である。
2016-05-14_53.jpg
その旧川崎街道をなおも歩いていくと新堀は開渠となり、道路脇に清らか
な流れを見せる。
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道路の左側に、北を大きく迂回してきた菅堀が接近してくる。
写真左、ピンクの花が咲いている脇に菅堀が流れている。
2016-05-14_57.jpg
そこで新堀が菅堀に合流しているのが判る。
2016-05-14_61.jpg
ただ、合流の様子は水が多い農繁期よりも、水が少なく周りの緑も少ない
農閑期の方が見やすいかもしれない。
(上の写真は5月中旬、下は3月下旬の様子である。)
2016-03-26_105a.jpg
ただ、道路脇の水路はさらに続き、そこを水が流れ続ける。
ここから先は新堀の支流である落堀という区間である。
資料等で予備知識がないと、依然として新堀が続いていると誤解してしま
うだろう。
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その落堀は100mほど流れると暗渠となり、南武線高架化に伴い新しく造
られた道路の下を進んでいる。
残念ながら道路下に隠れて、その様子を確認することはできない。
落堀は新設された線路沿いに進み、300メートルほど東、菅堀が南武線と
交差する箇所で合流しているようだ。
2016-05-14_63.jpg
そこは菅堀も暗渠となっている場所で、地下での合流を道路の上から想像
するしかない。
《参考資料》
『稲城市文化財地図』 稲城市教育委員会

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善福寺川沿いのウォーキングから始め、東京や近郊の中小河川・用水・暗渠を巡る。
07年「善福寺川リバーサイドブログ」を綴り始め(14年6月閉鎖)、13年2月から当ブログを開始。

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