《番外編》 二ヶ領用水桜ガイド

川崎市を南武線沿いに南北に縦断する二ヶ領用水、水路沿いは川崎の桜の
名所ともなっている。
本記事では開渠として流れている二ヶ領用水本流、宿河原堀、および川崎堀
沿いの桜を紹介しよう。
※ 二ヶ領用水を二週にわたり歩いてみましたが、後半は散り気味になってし
  まい、一部、綺麗な桜がお見せできなくなってしまったことをご了承ください。

◆ 二ヶ領用水本流
二ヶ領用水本流は稲田堤・中野島間にある上河原堰から、久地の平瀬川合
流地点までの区間である。

上河原堰からスタートすると、すぐに右手の川崎市上下水道局稲田取水所
沿いに桜が立ち並ぶ。
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取水口から200メートルほど行くと、二ヶ領用水は三沢川を潜る。
その手前には除塵機があり、桜の花びらが溜まっている。
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さらに150メートルほど行くと南武線と交差する。
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こちらは旧三沢川が二ヶ領用水に合流する辺り。
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二ヶ領用水上流部では宿河原堀のように桜並木が延々と続く
というわけではなく、所々に数本の桜が植えてあるという様相である。
それでも、それぞれに異なる風景を見せてくれて飽きない。
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ようやく紺屋前橋付近からは桜並木が続き、水路沿いには提灯も飾られている。
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紺屋前堰跡では、芝生の斜面が桜の花弁の絨毯と化していた。
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山下川が合流した後も数百メートルほど桜並木は続く。
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県道と交差する手前で、二ヶ領用水は三面コンクリート張りの無機質な中小
河川と様変わりするが、その後は川沿いには全くといっていいほど桜はなくなる。
僅かに藤子・F・不二雄ミュージアム前に1本の桜が立っているのと、久地駅
の先、久地さくら緑地と称する小公園に数本の桜が立っているだけとなる。
写真はミュージアム前の桜、川沿いの柵にドラえもんのシルエットが施されている。
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◆ 宿河原堀
登戸の東、400メートルほど東の宿河原堰から久地に向かう宿河原堀の桜、
ほぼ全域にわたり桜並木が続く。
二ヶ領用水の桜の名所と言えば、一般的にここの桜を指す。

その桜は早くも多摩川河川敷から始まる。
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水路沿いに見事な桜並木が続く。
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南武線が宿河原堀を渡る鉄橋、桜の時期には南武線の撮影の名所として
挙げられる。
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水路脇に立つ川崎歴史ガイドの説明によれば、昭和33年、地元有志の手
でおよそ3kmの区間、両岸に400本あまりが植えられたという。
それから六十年ほど経った現在、見事な桜並木として我々の目を楽しませ
てくれているわけだ。
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遊歩道は所々、花見客に占領されている。
おそらく近隣の人々の毎年恒例の楽しみになっているのであろう。
ここは地元の方に譲って、水路脇の道を歩いていきたい。
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桜並木は東名高速と交差する地点まで続く。
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宿河原堀はその先、数百メートルほどで本流に合流するが、その区間には
桜はない。

◆ 川崎堀
久地円筒分水から溝の口、武蔵小杉を経て、鹿島田に至る川崎堀、現在は
環境用水路の色彩が強く、水路沿いには木々が植えられており、こちらも
花見ウォークとしてお勧めのコースだ。

まずは始点の久地円筒分水。
敷地内には桜は3本のソメイヨシノが植えられてだけだが、枝が伸び、円筒
分水の周囲は緑地があり、花見客も見られる。
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国道246号線の手前がら桜が始まり、国道を渡ると枝垂れ桜の桜並木が続く。
写真は国道の跨ぐ歩道橋から眺めた桜並木。
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東急田園都市線と交差した後も枝垂れ桜の並木は続く。
ソメイヨシノよりやや開花時期は遅いようだ。
桜並木は境橋まで続く。
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第三京浜との交差前後は桜がなくなるが、中原区宮内に入ると桜が再び続
くようになる。
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ピンクの桜に交じって紅い花が所々に目立つが、これは「黒川矢口」という
花桃の代表的品種だそうだ。
中原は大正から昭和にかけて桃の産地だったようで、地元有志の会が桃
の里であったことを後世に伝えるべく、植樹しているようだ。
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こちらは「菊桃」という花桃。
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いろいろな桜や桃など、ピンクや紅白の花が続き、見ていて飽きない。
ソメイヨシノの桜並木だけではなく、色々な種類の花が続くというものもいい。
種類によって花期も異なるので、長く楽しめるのかもしれない。

武蔵小杉の高層ビル群が遠くに見えてくる。
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紅い黒川矢口の向こうに咲く白い花桃は「残雪枝垂れ」。
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中原街道を渡った先の水路沿いに今井上町緑道が続き、桜並木が現れる。
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南武線の高架橋を望む。
南武線を越えた後、右に渋川が分かれるが、渋川沿いにも今井桜、住吉桜
と呼ばれる桜の名所がある。
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渋川には折れずそのまま直進する。
川崎堀は武蔵小杉の南側を流れていき、こちらにも所々に桜が連なる。
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川崎堀が中原平和公園を通っていく。
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中原平和公園を過ぎると、暫く桜は見られない。
僅かに新幹線の高架脇に桜が水路へと枝を伸ばしていた。
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JR横須賀線との交差後、再び桜並木が始まる。
平間の閑静な住宅街の中を800mほど桜並木は続き、花見ウォークを楽し
むことができる。
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その桜並木は、府中街道と交わる鹿島田橋まで続く。
川崎堀はその先、南武線と交差し、開渠としての二ヶ領用水は終わる。
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善福寺川沿いのウォーキングから始め、東京や近郊の中小河川・用水・暗渠を巡る。
07年「善福寺川リバーサイドブログ」を綴り始め(14年6月閉鎖)、13年2月から当ブログを開始。

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