谷戸川 1

谷戸川は、世田谷区千歳台付近を水源とし、砧公園を経て岡本静嘉堂緑地の
脇で六郷用水(この場合、丸子川と称したほうが適しているかも知れない)に合
流する4.5kmほどの河川である。
谷川や谷頭川といった表記もみられる。

その源流は環状八号線脇の成城警察署付近とされる。
谷戸川は、その昔、東山野という旧小字の丘から湧出する泉を水源とする流れ
であったという。(笠森公園にある説明板より)
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環八を東側に横断すると、道路脇から水路敷が伸びているのを確認すること
ができる。
さすがに水路敷の中に入っていくことは出来ないので、迂回を繰り返しながら
谷戸川を追うことになる。
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千歳通りと交差した後も、水路敷は東京都水道局の世田谷営業所の脇を通り
抜けている。
千歳通りには、玉川上水から分水した品川用水が流れていたので、そこから
の漏水もあったのかもしれない。
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千歳通りを千歳船橋駅方向へ100mほど歩くと、浄土真宗本願寺派の高輪山
浄立寺
がある。
釈念西法師を開基として慶長年間(1596~1615)に高輪に創建されたとされ、
その後、築地本願寺の地中寺院(末寺)を経て、関東大震災後の昭和4年
(1929)、当地へ移転した。
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再び環八を横断して西へ向い、笠森公園を通り抜ける。
写真に見える説明板は、谷戸川について記されたもの。
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笠森公園から先、谷戸川は住宅街の道路沿いにコンクリート蓋暗渠として続い
ていく。
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その先、左折すると小田急線の高架が見えてくる。
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小田急線とそれに並行する道路を越えると、山野小学校の脇から谷戸川は開
渠となり、水面が顔を出す。
水量はさほど多くはない。
2014-10-18_40.jpg

谷川橋の橋詰で、西側から暗渠の支流が合流する。
小田急線の北、祖師谷1丁目付近から祖師谷大蔵駅の下を通り、ここに至る。
2014-10-18_48.jpg

更に歩いていくと、荒玉水道道路と交差する。
荒玉水道道路とは、この上流側でも、千歳台付近、笠森公園付近で交差して
おり、ここは3箇所目の交差である。
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ここでこの付近の神社を2社、訪ねることにしよう。

谷戸川の西側には、西山野稲荷神社が鎮座する。
創建年代は不明、境内には樹齢200年以上といわれるヤブツバキがあり、世
田谷区の名木百選に指定されている。
そのため、椿稲荷という別称もある。
2014-10-18_59.jpg

川を挟んで東側には砧三峰神社がある。
創建年代が不詳だが、江戸時代、三峰山から分祀されたものらしい。
三峰講中を組織し代参を行い、安政7年(1860)には三峰山に参篭・寄進した
記録があるという。
2014-10-18_61.jpg

荒玉水道道路との交差後、川は住宅の間を通り抜けることが多くなり、迂回を
しながら川の流れを確認することになる。
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こちらは塔之下橋近くにある地蔵尊、写真左の柵の中を谷戸川が流れる。
2014-10-18_68.jpg

砧1-20付近で、左岸から支流が合流する。
支流からは相当の水が流れ込んでいる。
2014-10-18_81.jpg

支流は北へ300mほど辿ることができ、その殆どは暗渠であるが、途中、住宅
の間に細い開渠を確認することもできる。
2014-10-18_75.jpg

やがて谷戸川は世田谷通りへと達する。



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善福寺川沿いのウォーキングから始め、東京や近郊の中小河川・用水・暗渠を巡る。
07年「善福寺川リバーサイドブログ」を綴り始め(14年6月閉鎖)、13年2月から当ブログを開始。

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