神田川 5

淀橋を過ぎると、神田川は新宿を避けるように北上する。
川は中野区と新宿区の区界となっていて、左岸が中野区、右岸が新宿区となる。

川沿いには桜並木が続く。
この桜並木は下落合まで、延々、2.5km続いていており、神田川沿いの有名な
花見スポットである。
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まだ3月初旬だったので、当然のことながら花や葉はついていない。
2008年の春に撮影したこの付近の桜の風景を掲載しよう。
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この辺りの川沿いは遊歩道が続いており、歩行の邪魔になるので宴会は禁止
されている。
ゆっくりと歩きながら花見を楽しみたいむきにはお勧めである。

大久保通りが架かる末広橋手前で、桃園川緑道が合流する。
その合流地点に、かぐや姫の「神田川」の歌碑がある。
歌そのものは、山手線の東、面影橋付近の情景を唄ったものだとされるので、
この場所に歌碑があることはちょっと場違い感を覚える。
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桃園川の合流は末広橋の先になる。
荻窪の北、杉並区天沼の弁天池を水源としてこの地で合流する。
かつては開渠だったが、水質悪化や氾濫を回避するなどの理由から、昭和40年
代前半に暗渠化されてしまった。
今は下水道の桃園川幹線と化しているが、大きな合流口を見ると、かつての桃園
川の大きさを想像できる。
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新宿区による川沿いウォークの案内板。
ウォーキングやジョギングを楽しむ人々が行きかう。
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こちらは可愛い人魚姫の銅像。
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東中野の東側でJR中央線と交差する。
線路の北側には、結婚式場の日本閣が広がっていたが、2007年、その一部が
高層マンションとなってしまった。
(日本閣はリニューアルされて引き続き営業中である。)
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大東橋から小滝橋まで右岸には神田上水公園が続く。
人工の流水路もあり夏季には水が流れる。
(この時期は水は流れていないが、前日の雨水が溜まっていた)
先ほど、川沿いでは花見の宴会が出来ないと述べたが、ここだけは別で、狭い公
園ながらも花見客で盛り上がる。
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神田上水公園を抜けると小滝橋
かつてこの橋の下に小さな堰があり、小さな滝のようになっていたのが、橋名の由
来だという。
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写真の橋の対岸にあるのは、都営バスの小滝橋営業所だ。

さらに北上していくと、左岸に落合水再生センターが見えてくる。
中野・新宿・杉並など都区内西部の下水を処理している。
高度処理された水は、高田馬場分水路を経由して神田川に放流されるほか、
渋谷川目黒川呑川へ、清流復活事業として活用・送水されている。
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水再生センターの上部は落合中央公園となっており、野球場、テニスコートがある。
また隣接してせせらぎの里公苑もあり、子供連れの家族など周辺住民の憩いの
場となっている。
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神田川から落合中央公園へ続く階段を上った場所から見る桜の眺望も素晴らしい。
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新堀橋の手前、左岸に大きな取水口が見えてくる。
高田馬場分水路である。
分水路は妙正寺川とともに暗渠となって新目白通りの下を通り、高田橋で再び
神田川に合流する。
かつてはこの先の高田馬場付近で発生していた水害を防ぐために設けられた。
普段は水再生センターからの処理水が流れ、大雨時には神田川から水が流れ
込む構造になっている。
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西武新宿線の下落合手前で神田川は90度曲がって東進する。
かつてはこの地で妙正寺川と合流していたが、今は分水路とともに暗渠となって
高田橋まで続く。
滝澤橋の先でかつての合流地点を確認することができる。
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落合という地名も神田川と妙正寺川が合流して落ち合うことが由来とされている。

その先は高田馬場まで、川沿いの道はない。
仕方なく北側の並行する道路を歩いていくこととなる。
その道路が神田川と交差する橋が田島橋。上流側に東京富士大学があり、川を
挟んだ校舎を結ぶ橋を見ることができる。
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田島橋を渡ると、高田馬場の街に入る。
神田川は、その北側を急流となって、JR山手線の下を流れていく。
この急流を見ると、この地がかつて水害に悩まされていたことがわかるような気
がする。
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善福寺川沿いのウォーキングから始め、東京や近郊の中小河川・用水・暗渠を巡る。
07年「善福寺川リバーサイドブログ」を綴り始め(14年6月閉鎖)、13年2月から当ブログを開始。

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